巨人のライデル・マルティネスが10日、中日戦で史上最速となる通算250セーブを達成した。八回にチームが勝ち越し、九回のマウンドへ。わずか5球で打者3人を抑えた。
達成の要因と古巣への感謝
達成後、「素直にうれしい。達成できた要因は練習の継続と、大きなケガなく過ごせたことだ。継続できたのは練習のための練習をしなかったから」と語った。お立ち台では古巣中日への感謝も口にし、「できればドラゴンズ相手に達成したくなかった」と述べた。
日本での成長とメジャーへの思い
キューバから来日し、中日の育成選手からスタートして10年目。細身だった右腕は、中日の森繁和監督(当時)に速球の素質を見いだされて20歳で来日した。転機は2年目の沖縄春季キャンプ。制球に苦しんでいた当時、森監督からスプリットを教わり、「もっと自信を持ちなさい、自分のボールに」と助言された。その教えは今も胸にあるという。
「人生を変えてもらった」というスプリットは193センチの長身から打者を圧倒する。試合前はダッシュを重ね、試合後は筋力トレーニング。妥協せずに準備する姿勢も日本で身につけたものだ。
日本で十分すぎる実績を重ねた今、「正直なところ、メジャーに挑戦してみたいなと思う時もある」という。その一方で、「米国でプレーすると(母国の)家族と会えなくなるリスクがある。日本はすごくプレーしやすい環境だし、家族にも会える」と語る。
聞く耳と勤勉さ
来日して学んだのは聞く耳を持ち、自ら考えること。その勤勉さがカリブ海からやってきた若者を絶対的な守護神へと成長させた。



