バレー男子・清風が初優勝、西村海司が決勝スパイク
バレー男子・清風が初優勝、西村海司が決勝スパイク

バレーボール男子決勝は、清風(大阪)が2連覇を狙う鎮西(熊本)を破って初優勝を飾った。テニスの男子シングルス決勝は四日市工(三重)の小野倫太郎(3年)が制し、女子シングルス決勝は神戸野田(兵庫)の石田実莉(3年)が頂点に立った。

決勝の最終第5セット、エースが意地を見せる

最終第5セット、清風の山口監督は、2年生エース・西村海司が脚を気にするそぶりを見せたことに気づいた。「交代するか」。コート脇の監督から問いかけられた西村は首を横に振る。「最後までいきます」

両脚がつりかけていた。コート上の仲間全員がわかっていた。それでもここぞの場面で必ずトスが来る。シーソーゲームの末にマッチポイントにたどり着くと、やはり西村に高いトスが上がった。「信頼に応えたいっていう一心」で右腕を振り切ったスパイクは、ブロックに当たってコート外に落ちた。

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昨年の悔しさが原動力に

1月の全日本高校選手権準決勝。「スーパー1年生」と称される活躍でチームを引っ張っていた西村は終盤に両脚の肉離れを起こし、途中交代。決勝は本来の力を発揮できず、チームは準優勝だった。「3年生の夢を終わらせた」という悔しさが、その後の厳しい鍛錬の原動力だ。チームのメニューとは別に走り込みを追加。下半身をいじめ抜いた成果が粘りに結実した。

「体も心も一つ殻を破れた気がするけど、ここまで試合がもつれたのも自分の甘さ」と西村。目指す境地は、まだまだ先にある。

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