日置市に拠点を置く「フラーゴラッド鹿児島」は、バレーボール男子の国内最高峰リーグ・SVリーグに初挑戦する。チーム史上初の外国人選手4人ら計8人が新たに加わり、3年以内の上位進出を狙う。選手たちは「ハイレベルで激しい戦いになる。一致団結して相手に立ち向かう」と意気込む。
九州唯一の参入、ライセンス取得
フラーゴラッドは県内初のプロバレーボールチームで、2021年に発足。23~24年シーズンには3部相当のV3リーグで優勝し、翌シーズンには2部相当のVリーグで年間王者に輝いた。
25~26年シーズンは同リーグの西地区3位だったが、ホームアリーナの収容人数や選手との契約形態などの要件を満たし、SVリーグのライセンスを取得。26~27年シーズンから九州で唯一、日本最高峰の男子リーグに参入することになった。
新戦力とチーム方針
今季のチームは昨シーズン指揮を執った藤田高教ヘッドコーチ(HC)が続投し、選手7人が残留。さらにSVリーグ経験者ら日本人4人とクラブ初の外国籍4人が加わり、戦力の底上げを図った。外国籍4人はいずれも身長約2メートルで、川畑俊輔ゼネラルマネジャーは「高さやパワー、国際的な経験を生かし、得点力を高めてほしい」と期待する。
チームは「アグレッシブ・チャレンジ・バレーボール」をテーマに掲げ、サーブから試合の主導権を握る試合展開を目指す。藤田HCは「失敗を恐れずに挑戦し続ける姿勢を示したい」と話し、日本代表らを擁する強豪に対し、受け身にならずに攻撃ができるかがカギになりそうだ。
新スポンサーと開幕戦
フラーゴラッドは今季、製粉大手ニップン(東京)と新たに筆頭スポンサー契約を結んだ。同社が県内で新たな冷凍食品工場を建設していることや前鶴俊哉会長が日置市出身だったのが縁となった。ユニホームの胸スポンサーにもなり、チームの経営基盤強化につながると期待される。フラーゴラッドの小園康夫代表は「日本を代表する企業に後押しいただいた。選手育成や地域貢献などを一緒に推進したい」と述べた。
フラーゴラッドは10月24日、大阪府堺市の大浜だいしんアリーナで、日本製鉄堺ブレイザーズと開幕戦を戦う。7月上旬の新体制発表の記者会見に臨んだ峯村雄大主将は「越えなければいけない壁は高いが、誇りを持って戦いたい」と力を込めた。



