新三役・藤ノ川が義ノ富士に初白星 大相撲秋場所初日
新三役・藤ノ川が義ノ富士に初白星 大相撲秋場所初日

大相撲秋場所初日は、新三役の藤ノ川(21)が過去6戦全敗だった義ノ富士を寄り切りで破り、新三役での初日白星を挙げた。横綱大の里や大関霧島ら上位陣も無傷の発進となっている。

藤ノ川が難敵に初勝利

幕内最年少21歳の藤ノ川が、苦手としてきた義ノ富士に初勝利。十両時代を含めて過去6戦全敗だった相手に対し、「いつまでも苦手と言ってられない。そこを勝たないと2桁にいけない」と強い気持ちで真っ向勝負を挑んだ。

立ち合いから右を深く差し、瞬時にすくい投げで相手の体勢を崩すと、土俵際で繰り出した相手の捨て身の小手投げには左足一本で耐え、最後は体を預けるようにして寄り切った。

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八角理事長も評価

藤ノ川のファンを公言してきた八角理事長(元横綱北勝海)は「動きがいい。勘がいい。稽古場でやっているから(本場所の土俵で)できる」と褒めた。

藤ノ川は2023年初場所の初土俵から所要22場所で、年6場所制となった1958年以降では歴代10位タイとなるスピード出世で今場所、関脇の座を射止めた。「入門時は正直上がれるとは思っていなかった」と振り返る。京都府出身の新三役・新関脇は、1828年の緋縅以来198年ぶりとなった。

小兵が上位陣で存在感

幕内で3番目に軽い125キロの小兵で、強い相手を求めて積極的に出稽古を重ね、力を蓄えてきた。「体が小さい分、気持ちで負けないように心掛けている。小さくても大きい相手に勝てると証明していきたい」と話す。

一方、横綱大の里は小結大栄翔をはたき込んで辛勝。大関霧島も琴勝峰を上手投げで下した。大関に復帰した安青錦は琴栄峰を寄り切り、先場所で優勝同点の関脇熱海富士も豪ノ山を寄り切った。重量級がそろう上位陣で、藤ノ川の存在感が際立っている。

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