サッカーワールドカップ北中米大会の準々決勝で、スペインがベルギーを延長戦の末に2-1で下し、2010年大会以来となる4強入りを果たした。試合は後半43分、途中出場のMFミケル・メリノが決勝ゴールを挙げ、スペインに勝利をもたらした。
メリノの殊勲ゴール
延長戦突入の空気が漂う中、スペインのDFパウ・クバルシが放ったミドルシュートをベルギーGKラマンスが捕り損ねると、メリノが素早く反応してゴールに蹴り込んだ。メリノは「相手がミスをするかもしれないと信じ、常に集中を切らさないようにしていた」と語った。このゴールは、前回のポルトガル戦に続く2試合連続の決勝点で、ロイター通信によれば、W杯の決勝トーナメントで途中出場から2試合連続で決勝点を挙げた史上初の選手となった。
厳しい展開を乗り越えて
スペインは前半41分に先制したものの、すぐに同点に追いつかれた。この失点により、前回カタール大会で日本戦の「三笘の1ミリ」からMF田中碧に決められた得点以来続いていたW杯での連続無失点記録が650分でストップした。さらに、得意のパスワークがベルギーの粘り強い守備に阻まれ、FWラミン・ヤマルのドリブルも封じられるなど、攻撃陣は苦戦を強いられた。デラフエンテ監督は攻撃的な交代カードを次々と切り、最後はメリノがその期待に応えた。
チームの総力戦
この試合では、グループリーグ初戦以来の先発となったMFルイスが先取点を挙げるなど、先発と控えの区別なく全員が活躍した。デラフエンテ監督は「誰が先発するかは問題ではない。プレーできるのは11人だけだが、全員がそのことを理解し、自分の役割を果たしている」と選手たちの姿勢を評価し、「チームとしての強みは、世界最高の選手たちだけでなく、最高の人格者たちがそろっていることだ」と続けた。
記録と今後の展望
スペインは2024年3月から続く連続無敗記録を36に伸ばし、準決勝ではここまで圧倒的な強さを見せているフランスと対戦する。メリノは「目指してきた舞台だ。勝利をつかみ取りたい」と意気込みを語った。欧州王者として26人の総力を結集し、最大のライバルであるフランスに挑む。



