『RIZIN.54』(11日/TOYOTA ARENA TOKYO)第6試合でアリベク・ガジャマトフに2ラウンドTKO勝利した伊藤裕樹が、試合後インタビューで熱望している神龍誠とのタイトルマッチに向けて、たっぷりアピールした。
「大大大爆発しました」と試合を振り返る
試合を終えた率直な感想を聞かれた伊藤は、「最高です!前回も爆発だったっすけど、今回大大大爆発しました」と喜びを爆発させた。
対戦したガジャマトフ選手については、「フィジカルで打撃が強くて荒々しい感じかなと思ったんですけど、試合をしてみたら、僕が思っていた印象よりすごくコンパクトな感じだなって思いましたね」と印象を語った。
最後は連打の嵐で「何発くらい打ったのか」と聞かれると、「覚えてないです。スロットを回している時くらい覚えてないですね(笑)」と笑いながら答えた。
神龍誠への恋文と大みそかへの意気込み
マイクでは神龍誠選手への呼びかけもあった。今後の目標について、「大みそかまでにちょっと恋文をしっかり書いて、親愛なる誠くんに届けられるように、頑張ります」と語った。
ガジャマトフ選手のタックルやバックを取られる展開もあったが、「冷静に対処したというか、相手は1ラウンド目の火力が強いので、そこで力を使わせてやろうと思っていました。そこを凌いで2ラウンド目、3ラウンド目でペースを上げていこうと思っていたので、よかったです」と振り返った。
相手の計量失敗については、「元から倒すと決めていたので作戦は変わりませんでした。ただ、『ボーナスをちょっと弾みますよ』という連絡が来たので、モチベーションはめちゃくちゃ上がりましたね(笑)。逆に。それで絶対倒してやろうと思っていました」と明かした。
計量失敗した相手への怒りは「ないっす」と否定し、「プロだったらしっかり体重調整するのが普通なんですけど、何十時間もかけて日本に来て調整していると考えたら大変なのかなとも思います。ただ、本当に(体重が)ダメだったら2、3週間前くらいに連絡してほしいです。こっちも減量したくないんで。「伊藤裕樹階級」の59キロでやりたいです」と持論を語った。
後藤丈治の試合に触発され「スイッチが入った」
ダニー・サバテロ選手が後藤丈治選手の試合をリアルタイムで見てSNSで反応していたことについて、同じATTで練習する神龍選手からの反応がないことには、「アイツ……、マスかきしやがって。でも、後藤選手の試合を見て、むちゃくちゃ火がついたっす。今大会もほぼフィニッシュで決まっていましたし、後藤選手の相手もむちゃくちゃ強かったので、『ここで行かなきゃヤバいな』と思って爆発させました。あそこでバチッとスイッチが入りましたね」と語った。
大みそかでの「爆発」を期待していいかと聞かれると、「もう任せてください。もういいでしょ(笑)」と応じた。
ノーコンテストより「確変」を狙う
相手の計量失敗で「負けはない(ノーコンテスト)」というルールだったが、「プレッシャーというよりは、15分間普通に戦って勝っても、お客さんは満足しないと思うんですよね。会場を爆発させて盛り上げるのが醍醐味というか、それが気持ちいいので。ノーコンテスト扱いで勝つよりは、常に『確変』を狙いたい。KOできてよかったです」とKOへのこだわりを見せた。
体重を落とせなかった相手への心理的な読みについては、「どうなんですかね。逆に1.7キロオーバーとかだと、開き直ってリカバリーしてパワーアップしてくるんじゃないかとも思います。なので、そこまで落としているならもう関係ないですし、そんなに気にしてはいなかったです」と話した。
アナコンダチョークの手応えと宇多田ヒカルへの思い
アナコンダチョークの手応えについては、「もう落ちていましたね。『落ちたな』と思ってパッと離した時、レフェリーに『落ちたよ』と言おうとしたら、ゾンビみたいにブワッと起き上がってきたんで、『ここで起きてくんのかよ』と(苦笑)。あとはもう打撃で仕留めてやろうという感じでした」と振り返った。
「終わった」と思って離した後にまた倒しにいかなければならない心境については、「相手が結構苦しそうな顔をしていたので。僕も性格悪いんで(笑)、苦しそうな顔を見ると『もっと殴ってやろう』と。ここで仕留めないと3ラウンド目に行ったらちょっとやばいなと思って必死でした。実は、1ラウンド目が終わった後にセコンドが(指示に夢中で)お水をくれなかったんですよ。だから3ラウンドまで行ったら多分動けなかったので、本気で倒しに行きました」と明かした。
グラウンドで下になる場面もあったが、「グラウンドの展開になっても『極められる』という不安はなかったですし、相手を動かしつつ対応できたので、手応えは上がっているんじゃないかなと思います」と手応えを語った。
より重いレスラーやグラップラーと戦う際の手応えについては、「そこはもっと練習します。ストライカーとグラップラーではまた戦い方が変わってくるので。次の大みそかでのお披露目を楽しみに待っていてほしいですね」と意気込んだ。
入場曲に使用している宇多田ヒカルさんのラジオでメールが読まれたエピソードについては、「宇多田さまのラジオでメールが選ばれるなんて、本当にパチンコ以上の奇跡だと思っていたんですけど、その後に『歌の思い出』を投稿して、200人限定のオリジナル消しゴムまで当たったんですよ。ヤバくないですか? 完全に流れが来ているので、機会があればぜひRIZINを見に来てほしいです」と語った。
ラジオに投稿された際、あえて匿名にした理由については、「名前を出したらキモくないですか?(笑)ラジオって匿名でやるもんじゃないんですか。ああいうの応募したことなかったので、よく知らなかったんですけど。宇多田さん、機会があれば見に来てください!」と締めくくった。



