西山朋佳女流三冠、清麗初戴冠 福間清麗に3勝1敗で悲願達成
西山朋佳女流三冠、清麗初戴冠 福間清麗に3勝1敗

大成建設杯第8期清麗戦五番勝負は、挑戦者リードで迎えた第4局が8月18日(火)に関西将棋会館で行われ、西山朋佳女流三冠が131手で勝利し、3勝1敗で清麗初戴冠を果たした。

攻めまくる西山将棋

黒星スタートから一気の2連勝で追い上げた西山女流三冠。角頭歩戦法含みのオープニングは第2局に続く趣向で、この日は後手の福間清麗が囲い合いを選んだことで盤上は角交換向かい飛車対居飛車の持久戦に落ち着いた。双方の飛車が主役となる左辺での勢力争いが焦点で、中盤は逆棒銀を炸裂させた先手の西山女流三冠がまずは一本取った格好だ。

終盤の攻防

「先手の攻め対後手の受け」という構図のまま戦いは終盤へ。ひと足先に角桂交換の駒得を果たした西山女流三冠が寄せ切るのは時間の問題と思われたが、福間清麗も粘りを見せ決め手を与えない。逆に角切りのタイミングを逸した直後は後手から千日手に持ち込むチャンスが生じており、感想戦では金取りを手抜いて攻め合えば難しかったとの結論に至った。

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一瞬の窮地をしのいだ西山女流三冠はあらためて寄せに踏み切る。桂を成り捨てて銀を取ったのが基本通りの送りの手筋で、「堅い、攻めている、切れない」という三拍子が揃えば逆転の心配はない。17時47分、自玉に受けがないとみた福間清麗が投了し、白熱の五番勝負は幕を下ろした。

女流タイトルは4つずつ

勝った西山女流三冠は自身初となる清麗を獲得し、8つある女流タイトルを両者が4つずつ分け合う形となった。西山女流三冠は局後「(女流四冠復帰は)あまり意識はしていなかったが形となりうれしい」と喜びを語った。

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