サッカーJ1に初昇格した水戸ホーリーホックは、15日にホーム開幕戦を迎える。新スタジアムでの戦いとなるが、クラブは年間売上高28億円、平均入場者数1万2500人など高い目標を掲げ、まずはJ1残留を目指す。
新スタジアムでの開幕戦
水戸は今季、J2時代に使用してきたケーズデンキスタジアム水戸(水戸市)から、収容人数がJ1基準(1万5千人以上)を満たす水戸信用金庫スタジアム(茨城県那珂市)へ本拠地を移転した。新たな拠点でガンバ大阪を迎え撃つホーム開幕戦は、入場者数や交通アクセスの確保も課題となる中、今後のクラブ運営を占う試金石となる。
年間売上高28億円、平均入場者数1万2500人
クラブは今季の目標年間売上高を28億円に設定した。過去最高を更新した前季より12億円多いが、J1クラブ平均の5割程度の水準だ。3社目の「トップパートナー企業」として建設機械大手の日立建機と契約を交わすなど、売上高の5割を占めるスポンサー収入に一定の自信を示す一方、入場料収入の安定確保が課題となっている。ホーム試合の平均入場者数はケーズデンキスタジアムの収容規模(1万2千人)を上回る1万2500人を前提としており、大幅な集客増が要求される。
交通アクセスの確保策として、クラブは車を利用する入場者向けに、スタジアム周辺やJR東海駅周辺で数千台規模の駐車場を確保したほか、鉄道利用者も使えるように同駅から無料バスを運行させる。特急列車の臨時停車など、行政や地元バス会社の茨城交通、JR東日本など関係者との調整に追われた。
「GO J1」から「GO ASIA」へ
クラブは中期経営計画で、2031年の売上高を「45億円超」に設定。今季に28億円を達成後、増収を続けることを前提にした内容で、「AFCチャンピオンズリーグ出場」も高い目標として掲げた。
小島耕社長は「簡単なことではないが、J1残留を成し遂げ、J1に居続けることが大切だ。トップチーム、アカデミー、フロントが心を一つに、クラブ一丸となって戦っていきたい」と話す。



