京橋駅空襲81年、慰霊祭で平和誓う 遺族ら約230人参列
京橋駅空襲81年、慰霊祭で平和誓う 約230人参列

終戦前日の昭和20年8月14日に数百人の命を奪った「京橋駅空襲」の犠牲者を弔う慰霊祭が14日、JR京橋駅前(大阪市城東区)で営まれた。遺族や地元住民ら約230人が参列し、地元の中学生が未来への平和を祈り、誓う作文を読み犠牲者の冥福を祈った。

81年前の空襲、500人超の犠牲

81年前、米軍のB29爆撃機が大阪城の敷地内にあった陸軍兵器工場「大阪砲兵工廠」を爆撃。近くの国鉄城東線(現JR大阪環状線)京橋駅周辺にも1トン爆弾が数発落とされた。死者は身元が確認できただけで200人余りにのぼり、身元不明者を含めると500人を超えるとされる。

生存者の祈り、中学生の誓い

「もう、戦争はやめてや。平和が一番、生きてるのが一番やから」。当時中学生だった安本恒次良さん(96)=大阪市城東区=は、疎開先の京都・福知山から実家へ向かう道中で空襲に遭遇した。自身が乗る一本前の電車が狙われ、降り立った京橋駅には空襲警報のサイレンが鳴り響いていた。急いで防空壕へ駆け込み、ただ必死に身を縮めておびえたという。毎年慰霊祭に参列する安本さんは、あの日生き残った者として平和への祈りをささげ続けている。

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地元の市立旭東中の生徒会の3人も参加し、平和への思いを込めた作文を朗読した。この日のために平和学習を重ねてきた3年の二沢優さん(14)は、「平和とはただ争いがない状態ではなく、一人一人が安心して自分らしく過ごせることだと思います。常に相手を思いやる気持ちを持ち、身近なところから平和を作っていきたい」と力強く語った。

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