ラグビー日本代表、フィジー破り7年ぶり4度目の優勝 セットプレーで活路
ラグビー日本代表、フィジー破り7年ぶり優勝

ラグビーの「アサヒスーパードライパシフィックネーションズカップ」は19日、東京・秩父宮ラグビー場で決勝が行われ、日本(世界ランキング12位)がフィジー(9位)に20―15で競り勝ち、7年ぶり4度目の優勝を果たした。

前半はリード許すも後半に逆転

日本は前半、原田衛がトライを奪うなどして10―12で折り返した。後半はベン・ガンターとサミソニ・トゥアがトライを挙げて逆転に成功した。

日本の次戦は10月24日、リポビタンDチャレンジカップでフィジーと対戦する。

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けが人相次ぐ中での総力戦

日本はけが人が相次ぎ、後半にFW下川甲嗣がバックスに回った。試合終了間際、その下川が好タックルで危機を救った。「試合のメンバーだけでなくチーム全体で勝った」。1トライ差の接戦を、粘り強く制した。

自国開催の大会で地の利があり、フィジーは一部主力が不在。2年連続で敗れている格上を破り、来年のワールドカップ(W杯)につなげる。そんな位置づけの試合で、日本の良さは随所に出た。

セットプレーで優位に立つ

スクラムで相手の反則を奪い続けた。FW第1列で先発した3人の平均体重では、10キロ以上フィジーの方が重い。それでも、8人がまとまって低く組み優位に立った。

モールも強みになった。前半22分にはラインアウトからFWがまとまり前進。相手FWが1人、反則で一時退場した優位を生かした。後半32分の勝ち越しトライもモールがきっかけ。FW竹内柊平は「(夏の合宿で)モールを151本組んだ」。数を重ねた成果が出た。

一方、要所でミスも出た。対策に力を入れてきた高いキックの処理が安定せず、失トライにつながった。エディ・ジョーンズヘッドコーチは「空中戦は引き続き鍛えないといけない」。

ボールが滑りパスを回しにくい中、長らく苦手だったセットプレーで勝機を見いだしたのは大きな収穫だ。ただ、本番で相手は日本の弱点を容赦なく突いてくる。自信と課題を得た第2次ジョーンズ体制の初タイトルとなった。

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