アジア大会開幕、東京五輪のノウハウ総動員で地方開催の可能性示す
アジア大会開幕、東京五輪のノウハウを地方に

愛知・名古屋アジア大会が19日に開幕した。名古屋市瑞穂公園陸上競技場で行われた開会式では、日本選手団が旗手のレスリング女子・藤波朱理(レスター)、自転車男子・中村輪夢(ウイングアーク1st)を先頭に行進した。20日からは競技が本格的に始まり、競泳などが行われる。

32年ぶりの自国開催

「アジア版オリンピック」が日本に帰ってきた。夏季では32年ぶりの自国開催となる今大会のスローガンは「IMAGINE ONE ASIA ここで、ひとつに。」。中東情勢の緊迫化などアジア各地で緊張が高まる中、言語や国境を超えて人々の絆を結ぶスポーツの力を示す舞台となる。

2016年の大会招致時の構想では、今大会は2020年に予定された東京五輪・パラリンピックによるスポーツへの関心の高まりを引き継ぐ、次なる大きな目標として位置づけられた。しかし、コロナ禍による東京大会の1年延期や原則無観客開催、大会後に発覚した汚職・談合事件により、国内の大規模スポーツ大会開催への機運は後退した。

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地方開催の意義とメダル量産への期待

昨年、東京で開催された陸上の世界選手権、聴覚障害者の国際スポーツ大会「デフリンピック」を通して再びスポーツ熱が高まりを見せる中、愛知・名古屋の大会組織委員会関係者は「東京だけでなく、地方の都市でもこれだけの大会ができることを示すことが大事」と口をそろえる。今後の国際大会招致の夢を全国各地へ広げるためにも、東京大会から継承した運営ノウハウや人材を結集して成功を期する。

日本オリンピック委員会(JOC)も大会の盛り上がりを後押しすべく、各競技団体にトップ級の選手派遣を呼びかけた。1966年バンコク大会の78個を上回る史上最多の金メダル獲得を目指し、国民的熱狂へつなげるための16日間の戦いが始まった。

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