アジアのスポーツの祭典、第20回アジア競技大会(読売新聞社協賛)は19日、名古屋市瑞穂公園陸上競技場で開会式が行われ、10月4日まで16日間にわたる熱戦が幕を開けた。国内での夏季大会は、1958年東京大会、94年広島大会に続き、今回の愛知・名古屋大会が3度目となる。
45か国・地域から約1万1000人が参加
アジア・オリンピック評議会(OCA)加盟の45か国・地域と難民選手団から選手約1万1000人が参加し、愛知県を中心とした各地で43競技469種目に臨む。陸上や水泳など五輪でおなじみの競技に加え、カバディやセパタクローなどアジア特有の競技も実施。スカッシュやホッケーなど一部競技は2028年ロサンゼルス五輪の出場権がかかる重要な大会となる。
日本選手団は史上最多、メダル数更新へ
日本選手団は監督やコーチらスタッフも含めて、史上最多の1430人が参加。開会式では、旗手を務めたレスリング女子の藤波朱理(22)(レスター)、自転車男子の中村輪夢(24)(ウイングアーク1st)を先頭に行進した。日本が1大会で獲得したメダル数の最多は、金だけなら1966年バンコク大会の78個、総数では94年広島大会の218個で、その更新を目指す。
開催経費は約3700億円に、選手村は建設せず
10月18日開幕のアジアパラ競技大会を含めた開催経費は、資材の高騰や物価高の影響を受け、当初計画の3倍超となる約3700億円に膨らんだ。大会組織委員会は経費削減のため選手村の建設を見送り、既存のホテルに加えて、クルーズ船やコンテナ型移動式宿泊施設で選手たちを受け入れている。会期中には台風などの気象災害も懸念されるなか、安全で快適な環境を提供できるかが運営の課題となる。



