社会人アメリカンフットボールのXリーグプレミアで13日、神奈川県の海老名運動公園陸上競技場で予定されていた富士フイルム海老名とオービックの試合が突如中止となった。オービックが規定で定められているプロ契約選手数の上限を超える違反状態だったことなどを問題視し、富士フイルム海老名が試合参加をボイコットした形だ。
プロ契約選手数の上限違反を巡る経緯
Xリーグプレミアでは各チームのプロ契約選手数を4人までとしている。日本社会人アメリカンフットボール協会は8月、オービックが競技運営規定で定めるプロ契約選手数の上限に違反した疑いが払拭されないとして、選手1人を厳重注意処分とした。また、並河研代表と古谷拓也GMに同月28日から1カ月間の職務停止処分を科した。
さらに、協会は今月11日、調査に対する「事実に反する資料や説明の提供」や「非協力的な対応」などがあったとして、両者を無期限の資格停止処分とした。
富士フイルム海老名の判断と試合の扱い
富士フイルム海老名を含むプレミア所属7チームは、違反に関係する選手の特定や出場可否の明確化などを求め、協会や懲罰委員会、オービックに申し入れていた。富士フイルム海老名は、期限までに十分な回答が得られなかったとして「公平な条件下での試合実施が困難」と判断。試合への参加を見送ったと説明した。
協会がオービック側に出場の見送り要請をした5選手が具体的に示されなかったことも理由に挙げた。
オービックのコメントと試合結果
オービックは11日の追加処分公表後、「このような形で処分される結果となったことを重く受け止めている」とするコメントを発表し、原因の明確化や運営体制の見直しに取り組む考えを示した。
Xリーグは、富士フイルム海老名から試合に参加しないとする表明を受け、「試合を開催できない状況となった」として、試合を中止したと発表した。競技の扱いについては、規定に基づき、オービックの1対0での勝利となった。Xリーグやオービックは一連の騒動などについて「深くおわび申し上げる」とするコメントを出している。



