俳優の生駒里奈が、8月28日に公開されたYouTubeチャンネル『好井まさおの怪談を浴びる会』に出演し、舞台の本番中に経験した不思議な出来事を告白した。音楽が大音量で流れる中、首のすぐ後ろから「あともう少し」と声が聞こえたといい、終演後には劇場に伝わる“ある噂”を知らされたという。
連日の公演で体調を崩し始める
生駒が不思議な声を聞いたのは、2025年9月ごろに出演していた舞台でのこと。連日公演が続くなか、生駒自身は体調を崩し始めていたという。それでも毎日本番があるため、「頑張ってやらなきゃいけない」と舞台に立ち続けていた。
会場は、長い歴史を持つ大きな劇場。舞台の床が下から上がってくる“せり上がり”の装置があり、出演者たちが地下で待機した後、舞台上へ登場できる構造だった。公演終盤では、出演者たちがせり上がりで舞台に現れ、踊りながら前方へ移動。最後にポーズを決めて幕を閉じるという流れが毎日繰り返されていた。
首の後ろで「あともう少し」
その日も、生駒はいつもと同じように舞台へ上がった。ところが、出演者たちと前方へ進んだ瞬間、突然、首の後ろから「あともう少し」と声をかけられたという。生駒の斜め後ろには共演者が2人いたため、最初はどちらかの声ではないかと考えた。しかし、2人は本番中にそのようないたずらをする人物ではなく、踊っている位置から考えても、首のすぐ後ろから声が聞こえるとは思えなかった。
さらに、舞台上では音楽が大音量で流れていた。それにもかかわらず、小さくささやくような声が「ピンポイントで耳に入ってきた」という。生駒は、「本当に首の後ろに立たれて、ここに息を吹きかけられるぐらいの距離感」と、声が聞こえた瞬間を回想。一瞬、時間が止まったように感じ、「えっ?」と驚いた。
初日や稽古直後であれば、恐怖で震えてしまうほどの出来事だった。しかし、すでに同じ動きを何度も繰り返していたため、「体の方が先に動いちゃって」と説明。本番中に取り乱すことはなく、最後までダンスを踊り切った。
幕が閉じると、生駒は周囲に「今、声聞こえちゃったんだけど」と報告。共演者やスタッフにも確認したが、ほかに同じ声を聞いた人物はいなかったという。「私の勘違いかな」とも考えたが、首の後ろからはっきりと声をかけられた感覚は残っていた。
劇場に伝わる女の子の噂
終演後、生駒が劇場関係者に「本番中に女の子の声が聞こえた」と伝えると、劇場には“キャサリン”と呼ばれる女の子の霊が出るという噂があることを知らされた。ただし、語られているのは女の子だけではなく、ほかにも複数の存在を見たという体験談があるそう。出演者たちが待機していたせり上がり付近にも、何かが現れるという話があった。
生駒が聞いた声の主が、共演者だったのか、劇場で噂される存在だったのかは分からない。別の番組でこの体験を話した際には、疲れていた生駒自身が未来から声をかけた“タイムリープ説”も出たという。連日の公演で疲労がたまっていた自分が最後まで舞台をやり遂げられるよう、「あともう少し頑張って」と励ました可能性も考えた。
生駒は「キャサリンなのか、ほかのお化けなのか分からない」としながら、「霊感のない私でさえ、そういう現象が起きてしまって」と回想。体調を崩しながら舞台に立っていた生駒の耳に届いた「あともう少し」という言葉は、恐怖を感じさせる一方、最後まで踊り切るための励ましのようにも響いていた。
好井まさおの怪談チャンネルとは
好井まさおは、2022年12月に公式YouTubeチャンネル『好井まさおの怪談を浴びる会』を開設。好井が、自身の体験や取材を交えながら怪談をリアルに語るほか、ゲストを招いて怪談を聞く企画も配信している。これまで1,000本以上の動画を配信し、チャンネル登録者数は74万人、総再生数は4億回を超えている。



