テニスのウィンブルドン選手権は11日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで車いすの部の女子シングルス決勝が行われ、第1シードの上地結衣(32)=三井住友銀行=が第2シードのディーデ・デフロート(オランダ)を6-0、6-0で完勝し、初優勝を飾った。上地はこの勝利で、4大大会とパラリンピックの全てを制する「生涯ゴールデンスラム」を達成した。
史上4人目の偉業
車いすテニスの男女シングルス(クアードの部を除く)での「生涯ゴールデンスラム」達成は、男子の国枝慎吾、小田凱人、女子のデフロートに続き、上地で史上4人目となった。上地は1994年生まれ、兵庫県明石市出身。先天性の潜在性二分脊椎症のため車いすを使用し、11歳で車いすテニスを始めた。
パラリンピック金メダルへの道
高校3年生だった2012年にロンドンパラリンピックに初出場。2014年の全仏オープンで4大大会初優勝を果たし、同年5月に世界ランキング1位に。パラリンピックでは、2016年リオデジャネイロ大会で銅メダル、2021年東京大会で銀メダルを獲得し、2024年のパリ大会で悲願の金メダルを手にした。
ウィンブルドンでの完全勝利
今回のウィンブルドン決勝では、デフロートに対して1ゲームも許さない圧巻の内容で、キャリア初のウィンブルドンタイトルを獲得。これにより、全豪、全仏、ウィンブルドン、全米の4大大会すべてとパラリンピック金メダルをそろえ、生涯ゴールデンスラムを達成した。



