中島ひとみ、女子100m障害で日本新12秒62V
中島ひとみ、女子100m障害で日本新12秒62V

陸上の富士北麓ワールドトライアルは9日、山梨富士山GXスタジアムで行われ、女子100メートル障害予選で中島ひとみ(長谷川体育施設)が12秒62(追い風2.0メートル)の日本新記録を樹立した。決勝でも同じ12秒62(向かい風0.2メートル)で優勝した。

青木益未(七十七銀行)も予選で従来の日本記録を上回る12秒68をマークし、歴代2位となった。決勝では2位に入った。

男子100メートルは山本匠真が制す

男子100メートルは、予選で10秒04を記録した山本匠真(広島大院)が、決勝で10秒10(追い風0.3メートル)をマークして優勝した。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

中島、初の日本記録に「やっと出せた」

寺田明日香(ジャパンクリエイト)が日本人初の100メートル障害12秒台を出してから7年。中島が同じ富士北麓で新たな金字塔を打ち立てた。自己記録を0秒09縮めて達成した初の日本記録に、「やっと出せた」と喜びをかみ締めた。

「体がふわっとしていた」という予選では、従来の日本記録を0秒07上回るアジア歴代2位のタイムが出たが、絶好の追い風に恵まれたというのが実感だった。一方、決勝は「力強く押せた」という鋭いスタートで勢いに乗り、最後まで自分のリズムを刻んだ。向かい風でも予選と同じ記録で駆け抜け、実力を証明した。

遅咲きのハードラー、改革の先に大記録

30歳で初出場した昨年の世界選手権で準決勝に進んだ遅咲きのハードラーは今季、海外の強豪を参考に、足をしっかり前でさばく動きを導入。長年かけて確立した走りを一から作り直すのは「勇気がいること」だったが、ぶれずに挑んだ先に大記録が待っていた。

「寺田さんのように、(種目を)底上げできる選手でありたい」。目線はさらに上の記録を見据えている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ