プロ野球・広島東洋カープは2026年7月17日、矢野雅哉選手(27)の出場選手登録を抹消した。この措置は、矢野選手が「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを元広島選手の羽月隆太郎被告(26)に譲り渡したとして医薬品医療機器法違反(指定薬物の授与)の疑いで逮捕・起訴された東京都千代田区の自営業・滝口涼介被告(38)と、ホテルと思われる部屋で一緒にいる写真が週刊誌で報じられたことを受けたものだ。
球団本部長が説明「疑念のある状態でプレーを見せるのは申し訳ない」
広島の鈴木清明球団本部長は17日、報道陣の取材に対し、「疑念のある状態でファンにプレーを見てもらうというのは申し訳ない」と説明した。球団は矢野選手がエトミデートを使用した事実は確認できていないとしている。登録抹消は、矢野選手への疑惑が払拭されるまでの暫定的な措置とみられる。
球団は再調査を継続、羽月被告の初公判での発言がきっかけ
球団は、羽月被告が5月の初公判で「周囲に吸っている選手がいた」と発言したことを受け、全選手を対象とした再調査を続けている。羽月被告は医薬品医療機器法違反(指定薬物の使用)罪で執行猶予付きの判決を受けており、球団はすでに彼との契約を解除している。
今回の矢野選手の登録抹消は、プロ野球界における薬物問題の深刻さを改めて浮き彫りにした。球団はファンへの説明責任を果たすため、徹底した調査と再発防止策が求められる。



