阪神は9日、甲子園での中日戦に1-0で競り勝った。六回、近本光司外野手のソロ本塁打で均衡を破り、4投手の継投で零封した。中日は相手を上回る10安打を放つも再三の好機を生かせず、先発の柳裕也投手を援護できなかった。
バット交換が生んだ一発
1、2打席目は凡退に終わった近本。打撃の内容がしっくりこなかったのか、3打席目でバットを変えた。真意は明かさなかったが、「いろんなことを試しながら、挑戦しながらやっている」とコメント。すると、今季1号のソロが飛び出した。
両者無得点で迎えた六回一死の場面。「塁に出て後ろにつなぐ」意識で打席に立った。柳の内角低めへの変化球を捉えると、打球は右翼席へ。出場47試合目にしての一発は、同一カード3連敗を食い止める決勝点となった。
探究心が原動力
探究心は近本の原動力だ。「仮説を立てて、練習、実戦で検証して。もしかしたらこうかもしれないって考えながら、新たな仮説を立てていく」。7月の9連戦のさなかには、暑さで練習の質を落とさない方法をスマートフォンで検索していた。
これで11試合連続安打。好調の要因を問われると、「言うと止まっちゃう気もするから、気にせず楽しく」と近本節でけむに巻いた。
阪神の藤川球児監督は「隙を作らないよう、一つずつ細かいプレーを詰めて全体としてやってくれたので、何とか拾えたかなというゲーム」と振り返った。



