2026年のMLBアマチュアドラフトは7月11日(日本時間12日)から2日間行われ、スタンフォード大の佐々木麟太郎は8巡目、全体235位でナショナルリーグ東地区のマイアミ・マーリンズに指名された。
佐々木は2025年のNPBドラフトでソフトバンクとDeNAの2球団から1位指名を受け、くじ引きの結果、ソフトバンクが交渉権を獲得していた。それでも佐々木はMLB入りを選んだ。
1億円より3500万円を選んだ背景
NPBドラフトの契約金の上限は1億円プラス出来高5000万円。一方、MLB8巡目の相場は3500万円ほどで、金額面では大きな差がある。
それでも佐々木がMLBを選んだことについて、スポーツライターの広尾晃氏は「日米の選手獲得市場を考えるとき、この選択は『分水嶺』になるのではないか」と指摘している。
大谷翔平の恩師の子として
佐々木は花巻東高校(岩手)の佐々木洋監督の長男で、大谷翔平(ドジャース)の恩師の子にあたる。中学時代は大谷の父・徹さんが監督を務める金ケ崎リトルシニアでプレーした。
花巻東時代には通算140本塁打を記録し、2年春、3年夏の甲子園に出場。プロも注目するスラッガーに成長したが、プロ志望届は出さず、スタンフォード大学を受験し、世界屈指の超難関校に合格した。
広尾氏は、このMLB挑戦が日本の有望なアマチュア選手たちの本格的な人材流出のターニングポイントになると見ている。



