横浜元監督・渡辺元智さん死去、優勝届かず…エース織田「成長した姿を」
横浜元監督・渡辺元智さん死去、優勝届かず…エース織田「成長した姿を」

第108回全国高校野球選手権大会(甲子園球場)準決勝が20日に行われ、横浜(神奈川)が智弁和歌山(和歌山)に1―7で敗れた。「名門横浜」の礎を築いた元監督の渡辺元智さんが17日に死去し、チームは「優勝で恩返しを」と1998年以来となる夏の頂点を目指したが、かなわなかった。

村田監督、敗戦後に言葉を絞る

「夏に優勝するためにやってきたが……」と村田浩明監督は敗戦後に言葉を振り絞り、こう続けた。「渡辺さんも『そんな甘くねえぞ』っていうメッセージをくれたのかな」

渡辺さんは横浜を春夏通じて5度の甲子園優勝に導き、2015年の勇退後も頻繁に顔を出して選手に助言を送っていた。チームは18日、隙のない試合運びで準々決勝を突破したが、準決勝はエース・織田翔希投手が打ち込まれ、三回途中で降板。打線も封じられた。

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エース織田、亡き名将に成長誓う

織田投手は昨年、渡辺さんから「自分の投球ばかりを追いかけず、視野を広く持て」と助言されたという。劣勢となっても苦しい表情は見せず、野手に声をかけ続けたが、試合後は「勝って恩返しがしたかった」と目を腫らした。「野球人生が終わるわけではない。これからも成長した姿を見せられるように頑張りたい」。大会屈指の右腕は、亡き名将に飛躍を誓った。

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