第108回全国高校野球選手権大会は第10日の14日、2回戦3試合が行われ、16強が出そろった。2025年選抜大会優勝の横浜(神奈川)は日南学園(宮崎)に大勝し、2年連続で3回戦に進出。花巻東(岩手)は先発全員安打で岡山学芸館(岡山)を破り、23年以来の16強入りを果たした。霞ヶ浦(茨城)は鳴門渦潮(徳島)に快勝し、2年ぶりに3回戦へ駒を進めた。
横浜、七回に4点勝ち越し
横浜は七回、千島の適時三塁打などで4点を勝ち越した。エースの織田が六回途中から好救援し、逃げ切った。日南学園は四回に下川が同点打を放ったが、六回無死満塁の絶好機を生かせなかった。
「1球で球場の雰囲気を変えようと思っていた」と語る織田は、六回途中から登板し力投した。
織田、5球でピンチを切り抜ける
わずか5球で試合を変えた。1―1と拮抗していた六回、ベンチスタートだった横浜のエース、織田が救援。力投していた先発の小林鉄が連打を浴びて無死二、三塁となったピンチを、ピシャリと抑えた。
3番打者を申告敬遠で歩かせ、無死満塁。4番を迎えると直球で押した。3球目、甲子園歴代最速となる156キロで空振りを奪って追い込むと、4球目は外角への155キロで見逃し三振。続く5番を初球、149キロで併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。
好救援が勝利を手繰り寄せる
球場の空気も変わり、流れをつかんだ横浜打線は七回、一気に4点をもぎ取った。「チームを勝たせられる投球をしたい」と意気込んでいたエースの好救援が、勝利を手繰り寄せた。
横浜・織田は「小林鉄が悪いなりに1失点でバトンをつないでくれたので、『絶対に抑えよう』という思いでマウンドに上がった。満塁の場面だったので、1球で球場の雰囲気を変えようと思っていた。最初の打者から三振を取れてよかった」と振り返った。



