高川学園・田中良典選手、先制犠飛で初戦突破に貢献「僕は影の立役者」
高川学園・田中良典選手、先制犠飛で初戦突破に貢献

第108回全国高校野球選手権大会第6日の10日、2年連続4度目出場の高川学園(山口)は、初戦の2回戦で高岡商(富山)に7―1で快勝した。二回、田中良典選手の犠飛などで2点を先行。五、六回にも加点し、九回には河内山潤選手のスクイズなどで突き放した。木下瑛二投手は1失点完投した。3回戦は大会第11日の第1試合で、天理(奈良)と対戦する。

下位打線が得点に絡む

下位打線が得点に絡むチームは強い。初戦突破に貢献したのは2年生の9番打者・田中選手だった。

二回一死満塁で左打席に立った。相手バッテリーの配球が外角中心という事前の情報を頭に入れ、外角の際どいコースを見極め、甘い球を逆らわずに左翼へ。先制犠飛となり、「何が何でもほしかった先制点を挙げられて、うれしい」と言った。六回には二死から中越え二塁打で出塁し、続く適時打でホームイン。この4点目を木下投手は「攻守で落ち着けるポイントになった」とたたえた。

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「影の立役者」として

身長1メートル67と小柄で、中学時代から打順は決まって下位。「攻撃の流れを作って、上位につなげるのが自分の役目」と自負し、練習のシート打撃ではバントや犠飛、単打など状況に応じたチーム打撃を体に覚え込ませてきた。

試合後、完投したプロ注目の木下投手が多くの報道陣に囲まれているのを横目に、「僕は影の立役者なんで。与えられた役割をこなして、甲子園で勝ち続けたい」。淡々と話す伏兵の夏はまだ終わらない。

衛藤諒大主将は「ひとり一人が役割を自覚して無失策で勝てたのはよかった。九回の1失点は自分たちの甘さが出た。一つのミスで逆転されるのが甲子園。3回戦は辛抱強く戦いたい」と語った。

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