第108回全国高校野球選手権大会で、地震による被害を受けた熊本県代表・有明への応援の輪が広がっている。堺市の宿舎に差し入れや手紙が届き、練習中には住民らが激励。1回戦は劇的な逆転勝ちで甲子園初勝利を挙げたナインは、感謝の気持ちを胸に13日午後に長崎日大(長崎)との2回戦に臨む。
宿舎に寄せられる温かい声援
10日夜、宿舎近くで自主練習に向かう選手たちに「有明の子たちか。頑張ってな」と声がかかった。同市堺区の会社員(49)は「熊本は大変だと思うが、はつらつとしたプレーで勇気を与えてほしい」と話した。
チームが外出すると住民らが声を掛け、宿舎には差し入れが届く。同区の自営業男性(56)は麦茶のペットボトル数箱と米5キロに、手紙を添えて贈った。商社マン時代に、今回の地震で煙突が倒壊した日本製紙八代工場(熊本県八代市)との取引もあった。「熊本の皆さんに何度もお世話になった。今夏は有明高校を応援したい」とつづった。
逆転勝利で寄付が急増
7日の立命館宇治(京都)戦では1点を追う九回二死満塁から4得点して一気に逆転。試合を機に学校が甲子園出場に合わせて実施しているクラウドファンディング(CF)への寄付が急増した。試合前の200万円台から、13日午前10時現在で約457万円と目標の500万円に近づいている。



