聖光学院、光南との接戦を制す
第108回全国高校野球選手権福島県大会は14日、県営あづま球場など5球場で2回戦10試合が行われた。昨夏の覇者である聖光学院は光南と対戦し、1-0の接戦を制して初戦を突破した。この試合では、聖光学院の十文字陽生選手(3年)が光南のエース城戸投手と小学生時代からの旧友として対戦し、見どころの多い一戦となった。
城戸投手の力投も実らず
光南の城戸投手は、1点のリードを許した三回のマウンドに「まだ押し切れる」と強気な気持ちで立った。打者2人を飛球で抑えた後、3人目の打者を自信のあるスライダーで空振り三振に仕留めた。その後もスコアボードに「0」を並べ続けたが、打線の援護を得られず0-1で惜敗した。
旧友との対戦に燃えた十文字選手
十文字選手は小学生の時に城戸投手と同じソフトボールクラブに所属し、中学3年時には硬式野球のクラブチームでも共にプレーした。対戦を前に「元気があってガツガツ打ってくる。押されないように自分らしくいこう」と心に決めていた。この日、城戸投手と4度対戦し、被安打1に抑えられた。試合後、十文字選手は「普段気持ちを表に出すタイプではないが、今日は違った」と語った。
低めの投球で長打を封じる
城戸投手は聖光学院の長打対策として、低めに球を集めることを意識。ピンチの場面もあったが、チームメートから「お前なら大丈夫」と声をかけられた。「打たせて取る自分らしいピッチングができた」と振り返った。
城戸投手、旧友に託した甲子園への思い
「メンバーを外れた仲間の分も勝って甲子園に連れて行きたかった」と涙をためる城戸投手。試合後には、3回戦へ進む旧友の十文字選手に「がんばれよ」と声をかけ、夢の舞台への思いを託した。



