第108回全国高校野球選手権大会第12日は16日、3回戦が行われ、栃木県代表の佐野日大は健大高崎(群馬)に1-4で敗れ、準々決勝進出はならなかった。
桜色の応援団と吹奏楽部の実力
佐野日大のスクールカラーである桜色に染まった600人超の応援団が一塁側アルプススタンドを彩った。吹奏楽部は、7月の県大会で金賞を受賞し、2年連続の東関東大会出場を決めた実力がある。渾身の演奏でナインを鼓舞した。
部長の思いと「マグナ」へのこだわり
「野球部がしてきた練習をすべて引き出せるような応援をしたい」。部長の白沢葵さん(18)は、甲子園に向けて約20曲のレパートリーを仕上げてきた。中でも思い入れが強いのは「マグナ」だ。「この曲を吹いていると野球部もやる気が出るし、点が入ることが多いんです」。屋外と吹奏楽の大会では演奏の仕方が異なるため、口を休める時間を取るなど工夫をしながら音を奏でた。
ピンチに立ち上がった部長の一言
二回に先制するも、その裏に3点を奪われる。失点直後、スタンドの空気が沈みかけた瞬間、白沢部長は立ち上がり、「あの空気変えるよ!応援頑張ろう!」と声を張り上げ、全員に気合を入れ直した。部員同士で「大丈夫、これからだ」と励まし合い、スタンドの熱量は一段と増した。続く三回の2死満塁のチャンスで「マグナ」を力強く演奏し、逆転を信じて声援を送った。試合には敗れたが、スタンドからは次々と選手をねぎらう声が飛んでいた。



