三重の大西主将、兄から受け継いだ「一球の重み」の刺繍が甲子園で光る
三重の大西主将、兄から受け継いだ「一球の重み」の刺繍

夏の甲子園大会11日目の15日、三重の大西新史主将がアルプス席で応援する兄・健史さん(23)の姿を見つけた。大西主将のグラブには「一球の重み」という言葉が縫い込まれている。この言葉は、元球児である兄の健史さんが現役時代に使っていたものだ。

兄の悔しさから生まれた言葉

健史さんは津商(三重)でエースを務めていた。2年生の時、公式戦で自らの失投が失点につながり敗戦した悔しさから、「一球の重み」とグラブに縫い、引退まで使い続けた。弟の大西主将も高校から使い始めたグラブに同じ言葉を刺しゅうし、「兄として、同じ言葉を受け継いでくれていることが誇り」と笑顔を見せる。

兄のエールと弟の決意

健史さんは「弟は家では末っ子らしくかわいげがあるけど、野球の話になると真剣になる」と話す。現在は神奈川県在住だが、今春の選抜大会、夏の三重大会にも応援に駆けつけたといい、「自分が立てなかったこの舞台を、最高の仲間たちと楽しんでほしい」とエールを送った。

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