第108回全国高校野球選手権大会第5日が9日に行われ、2年ぶり4回目の出場となる霞ヶ浦(茨城)は中京(岐阜)に6-3で逆転勝利を収め、初戦を突破した。
霞ヶ浦は1点を追う三回、相田歩希選手の適時打で同点に追いつくと、五回に村上聖主将の2点適時二塁打で勝ち越した。さらに六、七回にも加点し、小林将大、稲山幸汰両投手の継投でリードを守り切った。
2回戦は鳴門渦潮と対戦
2回戦は大会第10日第2試合で、鳴門渦潮(徳島)と対戦する。
吹奏楽部の「魔曲」がスタンドを沸かせる
霞ヶ浦のアルプス席には、吹奏楽部の部員全66人が駆けつけた。前日の8日に県吹奏楽コンクールで金賞を受賞した同部は、約2年前に作られたチャンステーマ「魔曲」を甲子園で初披露し、聖地を沸かせた。
2024年夏の甲子園出場後、高橋祐二監督から「霞ヶ浦の魔曲となるような一曲を作って」と依頼があった。同部OBで副顧問の柏崎優太さん(28)は「経験も知識もなく、何も思い浮かばなかった」と振り返る。それでも、締め切り前日、ピアノを前に考え込んでいると曲が頭の中に降ってきた。完成した曲が「Hunter(ハンター)」だった。
「普通のチャンステーマと違う」(柏崎さん)のは、途中でゆったりと転調するところだ。イメージしたのは、球児に立ちふさがる苦難。やがてそれを乗り越えるように曲調は勢いを取り戻す。
この日は勝ち越し打が生まれた五回にもハンターを演奏。小気味いいテンポに合わせて応援団が「わっしょい」の声をスタンドに響き渡らせ、六、七回の追加点を呼び込んだ。柏崎さんは「この曲が選手の励みになれば」とエールを送った。



