第108回全国高校野球選手権大会は第10日の14日、2回戦3試合が行われ、16強が出そろった。花巻東(岩手)は先発全員安打で岡山学芸館(岡山)を破り、23年以来の16強入りを果たした。
初回に2点先制、好機を生かす
花巻東は初回、1番戸倉が中前打で出塁し、2番粒来が初球で犠打を決めて好機を作った。3番赤間が適時二塁打を放ち、すかさず三盗も決める。4番古城の中前適時打で2点目が入った。
「強いクリーンアップに回すことを意識している」という戸倉の出塁から、粒来の犠打で好機を広げ、赤間と古城の連続適時打で2点を先行した。
全員安打で圧倒、4得点
花巻東は先発全員の14安打を浴びせ、赤間の4盗塁などで揺さぶりながら、4得点、11残塁。六回に1点を加え、七回には赤間が本盗を成功させた。
佐々木監督は「先取点を取って、いい流れでいけた」と初回の攻撃を評価した。一方で「もうちょっとタイムリーが出れば」と2回以降の攻めあぐねた課題も口にした。
岡山学芸館は反撃及ばず
岡山学芸館は八回に1点を返したが、反撃が遅かった。四回には送りバントをできず、バスターに切り替えて二ゴロ併殺に倒れ、反撃ムードがしぼんだ。
佐藤監督は「粘って守ったが、重盗や三盗でプレッシャーをかけられ、リズムに乗れず、耐えられなかった」と振り返った。
主将の古城は「(一回は)まさに花巻東の野球。1、2番が最高の形を作り、赤間がいい打撃をしてくれて自分も楽に打席に立てた」と語った。粒来は「絶対的な中軸に得点圏で回せば、必ず点を取ってくれるとチームは信じている」と自分たちの「型」を貫く姿勢を示した。



