第108回全国高校野球選手権大会第4日は8日、2年ぶり5度目出場の英明が1回戦で関東一(東東京)と対戦し、4-1で逆転勝ちした。七回に一死満塁から松原蒼真選手が走者一掃の適時二塁打を放ち、3点を勝ち越した。2回戦は大会第9日の第3試合で大分商と対戦する。
アルプス席に響く「一心いったれ!」
英明のアルプス席には県内外から大勢の応援団が駆けつけた。中でもひときわ大きな声を飛ばしたのは、5番・右翼で先発出場した松本一心選手の友人たちだ。中学時代、奈良の硬式野球チームでプレーしていた松本選手は、試合で負けている時も声を張り上げてチームを引っ張る存在だった。
元チームメートの男性(17)は「一心は『お祭り男』。大きな声で応援しているから、一心の耳にも届いているはず」と、本人に負けじと声をからした。父の賢太郎さん(44)も応援に駆けつけ、「全国制覇のため」に英明への進学を決めた息子に「思いっきりやってこい」と背中を押したという。兄の陽炎さん(19)も「全力で頑張ってほしい」とエールを送った。
逆転勝ちで初戦突破
試合は三回一死一、三塁で、松本選手が放った三塁への鋭いゴロがきっかけで同点に。七回には一死満塁で松原選手の勝ち越し3点二塁打が飛び出すと、スタンドはこの日一番の盛り上がりを見せた。大声援に支えられた英明ナインが、目標の優勝に向けて初戦を突破した。



