智弁和歌山(和歌山)は11日、夏の甲子園2回戦で社(兵庫)と対戦し、2―1で接戦を制した。優勝した2021年以来となる初戦突破を果たした。
6回無失点、三塁を踏ませない快投
先発の和気は6回を無失点に抑え、被安打2。一度も三塁を踏ませない好投を見せた。試合後、和気は「今日はとにかく吹っ切れていて覚醒状態でした」と晴れ晴れとした表情で語った。
一回は先頭打者を緩いカーブで見逃し三振に仕留め、いきなりほえた。2点リードの三回一死から死球と内野安打で一、二塁とされたが、後続を直球で詰まらせて投ゴロ併殺に打ち取った。堅守にも支えられた。
和歌山大会での悔しさを乗り越えて
和歌山大会では背番号1を背負ったが、3試合14回1/3で投手陣最多の6失点を喫していた。「一本打たれたら連打されるんじゃないかと不安がすごくあった」と振り返る。決勝でも登板はなく、「ふがいない」と悔しさを募らせていた。
甲子園に向けて制球の精度を高めようと模索し、配球も見直す中、4日前に中谷監督から「1番つけてるやつが、そんな顔して野球やるな」と言われたことが立ち直るきっかけになった。「もう悩んでる暇ないやろって言われた気がした」と明かした。
もやもやが消え、本来の姿を取り戻す
苦しんでいた「もやもや」はすっかり消えた。大舞台で見せた本来の姿に、エースの目に迷いはなかった。



