小学館は9日、『月刊コロコロコミック』の読者である小学生1年生から6年生までの778人を対象に実施した「クルマ」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は、同誌の新プロジェクト『コロコロコミック研究所』の一環として行われ、男子小学生のリアルな意識を分析している。
トヨタの認知度が9割超、ホンダ・日産が続く
調査では、国内外の主要自動車メーカーの社名を提示し、「名前を知っているクルマの会社は?」(複数選択可)と質問。その結果、トヨタが90.2%で1位、ホンダが77.4%で2位、日産が72.6%で3位となり、日本を代表する大手3社が上位を占めた。小学生の間でも、これらのブランド認知が高いことが明らかになった。
好きなボディカラーについては、1位がブラック(25.4%)、2位がホワイト(15.6%)と、シンプルで王道の色が支持された。赤や青も人気だが、車に関しては落ち着いた色に惹かれる傾向が強いという。
将来の車所有意向は92.4%、車離れとは真逆の結果
「将来、大人になったら自分のクルマを持ちたい?」という質問に対し、92.4%の小学生が「持ちたい」と回答。警察庁の運転免許統計によると20代の免許保有率は低下傾向にあり、都市部での生活コストや駐車場代、シェアサービスの普及、ライフスタイルの変化など、若者の車離れが指摘されてきた。しかし、今回の調査では、子ども時代の車への憧れは依然として強いことが示された。
『コロコロコミック研究所』所長の小林浩一氏は、「小学生の92.4%が『将来自分のクルマを持ちたい』と回答したことには大きなインパクトがありました。いわゆる『クルマ離れ』とは真逆で、子どもたちにとってクルマは単なる移動手段ではなく、『海に行きたい』『キャンプしたい』といったワクワクする体験と結びついた存在であることがわかります」とコメントしている。
憧れの車タイプ、速さとキャンプ需要が拮抗
「将来自分のクルマを持ちたい」と回答した子どもに、「カッコイイ!乗りたい!と思うクルマのタイプは?」と質問したところ、1位は「レースに出るくらいスピードが速いクルマ」(22.6%)、2位は「寝泊まりや食事ができるクルマ」(21.6%)と僅差だった。駆け抜ける疾走感と、アウトドアで役立つ秘密基地のような車に憧れる小学生が多いことがうかがえる。
さらに、5位には「電気や水素で走り環境にやさしいクルマ」(8.5%)、6位には「自動運転や大画面がついたクルマ」(7.6%)がランクイン。SDGsやテクノロジーに興味を示す子どもも一定数存在することが確認された。
小林所長は、「『スピードが速いクルマ』だけでなく、『寝泊まりできるクルマ』や『環境にやさしいクルマ』への関心も高く、カッコよさだけでなく、体験価値やテクノロジーにも魅力を感じているようです。今回の調査からは、子どもたちにとってクルマが『移動』だけでなく、『冒険』や『家族との思い出』といった体験そのものを包括する存在になっていることが見えてきました」と分析している。



