2024年パリオリンピックの開幕が目前に迫る中、開会式のリハーサルが16日、セーヌ川で行われる予定だ。史上初となる川を舞台とした開会式は、約60万人の観客が見込まれ、大規模なセキュリティ体制が敷かれる。
セーヌ川を舞台にした開会式の詳細
開会式は7月26日午後7時30分(日本時間27日午前2時30分)から、パリ中心部を流れるセーヌ川で開催される。約160隻のボートに選手団が乗り込み、約6キロメートルの航路を進む。観客は川岸や橋の上から無料で観覧できるが、厳重な警備が実施される。
フランス政府は、開会式の安全を確保するため、約4万5000人の警察官と憲兵を動員する。また、周辺地域ではドローンや航空機の飛行が禁止される。治安当局は、テロの脅威に対応するため、最新の監視技術を導入している。
リハーサルとセキュリティ対策
16日のリハーサルでは、実際のボートを使用した動きの確認や、照明・音響の調整が行われる。リハーサルには一部の選手団も参加する予定で、本番さながらの厳戒態勢が敷かれる。パリ市のアンヌ・イダルゴ市長は、「安全で思い出に残る式典にするため、全力を尽くす」と述べている。
セーヌ川沿いの多くの橋や通りは、リハーサル期間中に通行止めとなる。地元住民や観光客には、公共交通機関の利用が呼びかけられている。パリ交通公団(RATP)は、メトロやバスの増便を計画している。
開会式への期待と課題
パリ五輪組織委員会のトニー・エスタンゲ会長は、「開会式はフランスの文化と歴史を世界に示す絶好の機会だ」と語る。式典では、フランスの著名なアーティストによるパフォーマンスや、花火などの演出が予定されている。
一方で、セーヌ川の水質汚染が懸念されている。過去数週間の大雨により、川の水質が悪化し、トライアスロンなどの競技に影響が出る可能性がある。組織委員会は、水質検査を強化し、必要に応じて競技日程を調整する方針だ。
パリ五輪は、7月26日から8月11日まで開催され、約1万人の選手が参加する。大会後にはパラリンピックも予定されている。



