ギリシャの首都アテネ北西に位置する人気の沿岸リゾート地の近くで山火事が発生し、強風に阻まれる中、数百人の消防士が消火活動に追われている。
消防当局によると、アテネから北西に約70キロ離れたポルトジェルメノ地区では、300人以上の消防士が対応している。火災は7月31日、隣接する沿岸の村アギオスバシレイオスの近くで発生。住民たちは当初、市民保護局からの避難要請に応じなかったため、約300人が海路で救出される事態となった。
「住宅が被害を受けたことは確実だ」
消防の広報官はAFPに対し、「火災は海にまで達しており、住宅が被害を受けたことは確実だ」と述べた。
また広報官は「非常に強い風が吹いている。航空機は全力を尽くして作業を行おうとしているが、一部の機体は運航が困難で、より状況が穏やかな別の火災現場へ振り替えられた」と語った。
クレタ島など各地で山火事
ギリシャでは今週、人気の観光地であるクレタ島を含む国内の数か所で山火事が相次いで発生し、これまでに3人の消防士が命を落としている。
7月31日にはアテネの西にあるハイダリ郊外にも別の火災が迫り、一部の住民が避難を余儀なくされた。
最高レベルの火災警戒警報
8月1日にはアテネ首都圏、ペロポネソス半島の一部、クレタ島、ギリシャ中部、およびトルコとの国境地域に対して、最高レベルの火災警戒警報が発令された。
今夏、フランスやスペインとは異なり、これまでのところ猛暑や大規模な火災を比較的免れていたギリシャだったが、キリアコス・ミツォタキス首相は7月30日、同国が「厳しい日々」に向かいつつあると警告していた。



