「もっと丁寧にやって」「ちゃんと確認して」では若手社員は混乱するだけ…「部下が育たない上司」に足りない具体的な声かけ
「もっと丁寧にやって」「ちゃんと確認して」では若手社員は混乱するだけ…「部下が育たない上司」に足りない具体的な声かけ

部下が自発的に動かない、期待したように成長しない。そんな悩みを抱える上司に向けて、心理カウンセラーで(有)ヒューマン・ギルド研修部長の永藤かおる氏が、新著『「アドラー」だから自分で動ける部下が育つ 上司の教え方』を上梓した。本記事は、その中から一部を抜粋して紹介する。

永藤氏は、この悩みは「横の関係」を築くことで解決できると説く。そのための具体的な方法の一つが、指示を具体的な行動に言い換えることだ。「もっと丁寧にやって」「ちゃんと確認して」といった声かけは、部下を混乱させるだけだと指摘する。

「丁寧に」「ちゃんと」が伝わらない理由

受け取る側にとって、「丁寧にやる」「ちゃんと確認する」は抽象度が高い言葉だ。部下はすでに「丁寧にやっているつもり」「ちゃんと確認しているつもり」でも、そこから何を変えればいいのかわからないケースが多い。

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永藤氏は、仕事が雑に見える原因は性格が大雑把であることではなく、仕事のやり方が言語化・共有されていないことがほとんどだと説明する。だからこそ、プロセスの具体化が必要になる。

指示を具体的な行動へ言い換える

たとえば「もっと丁寧にやってください」は、「数字を入力し終わったら、入力ミスが起こっていないか、必ず3回は見直してもらえますか」に。「ちゃんと確認してください」は、「ひと通り仕上げたら全体をゆっくり黙読して、誤字脱字・日付・固有名詞の3点を必ずチェックしてもらえますか」に置き換えるとよい。

次ページでは、「ソリューションフォーカス」の視点を持って教える方法が紹介される。

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