「前にも話したと思いますが」「聞いていなかったんですか?」だと若手社員の心は崩壊?賢い上司の伝え方とは
「前にも話したと思いますが」「聞いていなかったんですか?」だと若手社員の心は崩壊?賢い上司の伝え方とは

心理カウンセラーで、(有)ヒューマン・ギルド研修部長を務める永藤かおる氏は、部下との信頼関係を育てるにはダメ出しの「伝え方」が重要だと説く。まず、基本的には命令口調を避けたほうがよいという。特に必要もなく命令口調を続けていると、相手を萎縮させたり、無用な反発を生むケースさえある。もし命令口調が癖になっているなら、注意が必要だとしている。

上司と部下は対等な「横の関係」

「教える側」と「教わる側」、「上司」と「部下」というのはあくまで役割の違いであって、人としてはフラットな「横の関係」だと永藤氏は言う。この感覚がきちんと腑に落ちていれば、自然と相手への敬意ある「依頼」の形になる。

逆に「自分のほうが偉い、上だ」という意識があると、命令口調のような支配的なニュアンスがにじみ出てしまう。命令口調が出やすいのだとすれば、無意識のうちに相手を自分より下の存在として扱っているのかもしれない。

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新人でも、後輩でも、部下でも、相手は自分と対等な一人の人間である。この「横の関係」の意識をもっておくことが「教える立場」の人に欠かせない姿勢だとしている。

「ダメ出し」をする際は、主語を「私」にして伝える

良いところや長所に目を向ける姿勢は重要だが、できない部分や短所にすべて目をつぶってよいわけではない。相手を責め立てる説教は時間の無駄だとしても、注意や指導は大切だ。不適切な言動を注意したり、最低限のことができていなかったら指摘しなければならない場面は必ず出てくる。

状況によっては「ダメ出し」も必要だが、やり方を間違ってしまうと、お互いの関係性に大きなヒビが入ってしまうこともある。例えば「なんでこんなことをしちゃったの?」「前にもお伝えしたと思いますが、聞いていなかったんですか?」といった言い方は、厳しさがなくても反発を買いやすいという。

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