会議で「A案かB案か」の選択に時間を費やすのは、時間のムダだという。要領のいい人は、同じ時間に間に合うにしても、印象がいいはずだとされ、こうした「逃げの時間」を上手に演出しているという。
「逃げの時間」があなたを救う
これは単なる気遣いでも、美徳でもなく、自分が追い込まれないための仕組みだとされる。人は誰でも、余裕がなくなると判断が鈍り、感情が荒れ、最悪の選択をしがち。だからこそ、要領のいい人は、仕事の一環として「余裕を作っておく」のだという。
なぜ「逃げの時間」が重要なのか
1つ目の理由は、逃げ道があると、行動の精度が上がるからだ。忙しいときには、焦ってメールの返信をしてミスしたり、重要な判断を「まあこれでいいか」と感覚で決めたり、本当はやるべきことがあったのに急ぎの雑務に呑まれたり、人の言葉を悪く受け取ってトラブルになったりする経験があるかもしれない。
これらの大半は「時間がないこと」が原因ではない。正確には、時間がなくて心が狭くなったことが原因だとされる。時間の余白は、心の余白であり、逃げる時間があると、人は自然と寛容になり、視野が広がり、判断が冷静になる。だから要領のいい人は、常に意図して「逃げの時間」を確保しているという。
想定外は“起きるもの”として考える
2つ目の理由は、予定が崩れても、トラブルに強くなるからだ。仕事をしていると、想定外のことは必ず起きる。相手の返信が遅れる、急な会議が入る、上司から別のタスクを振られる、取引先の都合で予定が動く――こうした事態に備えるためにも、「逃げの時間」が役立つという。



