宿題や勉強をしない子どもに対して、親が正しいことを伝えても、なかなか行動に移さないことがある。元渋谷教育学園渋谷中学高等学校国語科専任教諭で、市野瀬教育研究所所長の市野瀬早織氏は、子どもが動きやすくなる「声かけの順番」を解説している。
子どもが動かない理由とは
前回の記事では、宿題や勉強をやらない子どもに親がやりがちな「3つのNG声かけ」を紹介した。「夏休みももうすぐ終わりだよ! ちゃんと宿題を終わらせなさい!」といった言葉は、親の言っていることは正しいものの、子どもはなかなか動かない。
その理由として、子どもが「何をすればよいのか」を具体的にイメージできていない可能性が挙げられる。「ちゃんと宿題を終わらせる」には、いつ、何を、どれだけ進めなければいけないのかが見えなければ、親の言葉は「たんに注意された」という印象だけを残して終わってしまう。
子どもを動かす「3つの順番」
子どもを動かすために必要なのは、声を大きくすることではない。親が伝えたいことを「子どもが行動できる言葉」に変えることだ。そのために押さえておきたい「3つの順番」がある。
まずは「評価」をやめて事実を伝えること。言葉は「事実→親の考え」の順に伝えるのがポイントだ。また、自分で決めた行動には責任を持ちやすいという特性を生かすことも重要となる。



