川崎市中原区の住吉小学校で、放課後の空き教室を活用した無料学習支援「寺子屋すみよし」が開かれている。運営メンバー代表の金田幸子さん(67)をはじめ、シニア世代のボランティアが子どもたちの学びを見守る。仕事や子育てが一段落した世代が、地域貢献の場として活動している。
「寺子屋すみよし」の活動内容
午後3時過ぎ、住吉小学校の空き教室に小学2~6年生の児童35人が勢いよく駆け込む。「出席カード、出してくださいね」と金田さんの明るくはきはきとした声が響く。子どもたちはそれぞれ宿題やドリルに取り組み、わからないところがあればボランティアが個別に指導する。金田さんは「子どもたちが安心して学べる場を提供したい」と話す。
ボランティアの思い
金田さんは定年退職後、地域の子育て支援に関心を持ち、この活動を始めた。「子育てが終わり、時間に余裕ができた。自分の経験を生かせると思った」と語る。他のボランティアも60代が中心で、元教員や子育て経験者が多い。月曜から金曜まで毎日開かれ、参加費は無料。運営費は地域の寄付や助成金で賄われている。
地域の反応と今後の展望
保護者からは「安心して預けられる」「学力向上に役立っている」と好評だ。学校側も学習支援の場として協力している。金田さんは「今後は中学生向けの支援も検討したい」と展望を語る。このような無料学習支援の場は全国各地に広がっており、シニア世代の社会参加の新たな形として注目されている。



