現代の子育てにおいて、スマートフォンの普及や外遊びの減少により、子どもの視力低下が深刻な問題となっている。約15万人のフォロワーを持つ子育て発信者で『小学生取扱説明書』著者のやまかな氏と、眼科医で窪田製薬ホールディングスCEOの窪田良氏が対談。連載第3回となる本記事では、子どもの「目の健康」に焦点を当て、近視がもたらす将来のリスクや、太陽光を活用した近視予防の具体的な方法について深く掘り下げる。
「メガネをかければいい」では済まない近視のリスク
窪田氏は、デジタルデバイスと子どもの目の健康について言及。やまかな氏は、フォロワーから視力低下に関する相談が届くかとの問いに、目が悪い子が増えている印象があり、タブレットを不適切な姿勢で見ている様子を懸念。視力が落ちたら小学生はコンタクトが難しいため、メガネしかないと思っている母親が多いと述べた。
窪田氏は、近視は「メガネをかけるだけ」では解決しない問題だと指摘。近視は単に目が悪くなるだけでなく、将来的に白内障や緑内障などのリスクを高める病気であり、子どものうちに近視になると大人になって目の病気につながると説明。やまかな氏は、メガネで矯正できるから大丈夫というわけではないと理解を示した。
1日2時間の「太陽光」が近視を防ぐ3つの理由
太陽光を浴びることが近視予防に効果的である理由として、以下の3点が挙げられる。第一に、太陽光が網膜でのドーパミン分泌を促進し、眼軸の伸長を抑制する。第二に、屋外活動により遠くを見る機会が増え、毛様体筋の緊張が緩和される。第三に、明るい光が瞳孔を縮め、ピント調節の負担を軽減する。
「お昼休みは外に出てね」子どもを温かく見守る「優しい社会」へ
やまかな氏は、子どもにお昼休みは外に出るよう促すことの重要性を強調。窪田氏も、学校や家庭で太陽光を浴びる習慣を取り入れることの意義を述べ、社会全体で子どもの目の健康を支える姿勢が求められるとした。



