南魚沼市と東京医科大学(東京都)などは27日、医師の育成に関する連携協定を締結した。市民病院内の健診センター「ゆきぐに健友館AI」内に、同大のサテライトオフィスが開設され、地域医療を担う医師の育成を目指す。
長期滞在型臨床実習の導入
同大は2025年、大都市圏の私立大として初めて長期滞在型臨床実習(LIC)を導入。今年2~4月に9人が県内9病院で実習を行った。
通常の実習は大きな病院の特定の診療科で4週間行うが、LICは12週間取り組む。学生は診療チームの一員として役割を与えられ、総合診療に携わる医師を間近に見て、地域医療の現状や意義を学ぶ。
サテライトオフィスの役割と今後の展望
サテライトオフィスでは、同大職員がLICのプログラム構築や実習準備、学生の生活支援を行う。同大は今後、他大学と連携したLICの拡充も目指す。
この日は、健診センター内で締結式が行われ、同大の宮沢啓介学長は「サテライトオフィスが地域医療を学ぶ拠点として発展すると確信している」とあいさつ。同市の林茂男市長は「全国のモデルとなる、将来を見通せる場所へ転換できると喜ばしい」と期待を寄せた。



