小学生に「新体制とは」入試問題、親も困惑(1940年)
小学生に「新体制とは」入試問題、親も困惑(1940年)

1940年9月27日、ある小学校で6年生に配布された「入学試験はどうなるか」という表題の分厚い刷物に、小学生向けとは思えない難解な問題が含まれていた。自由主義とは何か、公定価格、停止価格とは何の事か、新体制、7・7禁止令、9・18停止令等々。これが大学出の就職試験ならいざ知らず、小学児童の口頭試問の問題だというから驚くではないか。

親も解けない問題に困惑

この資料を手にした親たちはさぞ驚いたに違いない。中には親自身も解らず、新聞雑誌等から解答を引き出して来て子供に教え込む者も無しとしない。子供たちこそいい災難である。小さい頭を振り振り何の意味やら解らぬことを暗記する。徒らに幼い頭を混乱させ、萎縮させるだけである。

教育者の現実離れを批判

新体制とは児童の頭を新しくするのではなく、旧い大人の頭を造り直して行くことなのである。教育者が如何に現実の社会に疎いかを今更ながら知ったような気がする。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ
Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ