新学期を前に、子供がかかりやすい風邪の流行に備えてもらおうと、小学生を対象とした感染症対策のワークショップが東京都内で開かれた。専門家が風邪の原因となるウイルスや細菌をキャラクターを用いて説明し、風邪をひいたら早めに検査を受けて原因を突き止める大切さを訴えた。
約25人の児童が参加
ワークショップは17日、港区の交流施設で行われ、地元の小学校に通う児童ら約25人が参加した。新型コロナ禍以降、インフルエンザの季節性が崩れたり、マイコプラズマ肺炎や百日ぜきといった呼吸器感染症も流行したりしていることから、早期の診断と治療の重要性を伝えるため、医薬品大手「アボットジャパン」(東京都港区)が主催した。
ウイルスと細菌の違いを学ぶ
講師を務めた大阪公立大大学院の金子幸弘教授(細菌学)は児童らに、風邪の原因にはウイルスと細菌があり、それぞれ症状や効果を発揮する治療薬が異なることを説明した。児童らは、金子教授が考案したオリジナルキャラクターが登場するオンラインゲームやクイズを通して感染症対策を学んでいた。
金子教授は「風邪の原因はほとんどがウイルスだが、溶連菌やマイコプラズマ、百日ぜきといった細菌によるものもある。抗ウイルス薬と抗菌薬を適切に使い分けて治療してほしい」と話した。



