通信制高校、不登校など多様な生徒に対応へ 改正法成立
通信制高校、不登校など多様な生徒に対応へ 改正法成立

高校の定時制や通信制教育の振興に関する改正法が15日、参院本会議で可決、成立した。これまでは働きながら学ぶ生徒のための教育とされてきたが、近年の実態に合わせ、不登校など多様な生徒の特性に合わせた教育であることを位置づける。

通信制高校の急増が背景

今回の改正の背景には、特に近年、通信制高校の数と生徒数が急増している事情がある。2025年度の学校基本調査によると、通信制課程をおく高校は333校、生徒数は30万5197人。高校生の10人に1人が通信制という計算だ。15年度から学校は約100校、生徒は約12万5千人増えた。特に私立や、三つ以上の都道府県で生徒を募集する広域通信制の増加が目立つ。

不登校生徒の受け皿に

通信制は不登校の生徒たちの受け皿にもなっている。文部科学省の調査によると、24年度に不登校とされた小中学生は約35万4千人で、10年前の約3倍。また、25年度に通信制高校に入学した生徒のうち、中3の時に不登校だった生徒は57%を占める。

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不登校の他にも、学校外で自分のペースで学べるため、スポーツや芸能活動との両立、海外留学をめざす生徒など多様だ。

改正法の内容と今後の指針

今回の改正法では、国や都道府県に加えて、高校の設置者の責務を明記。通信制については、適正な教育が行われるよう基本指針を定めることも盛り込まれた。施行予定の2027年1月までに、文科省は指針を作る方針だ。

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