第3セクター鉄道「ハピラインふくい」(本社・福井市)は2025年度の利用実績を公表し、利用者総数が前年度比19万1000人増の780万9000人に達したことが明らかになった。1日あたりの利用者数は同525人増の2万1585人で、前年度に続いて目標の2万167人を上回った。同社は「ニーズに応じたダイヤ改正が利用増につながった」と分析している。
運賃収入は20億円超、定期外利用が好調
運賃収入は総額20億300万円で、前年度比300万円増加。観光やイベントなどの定期外利用が好調で、運賃収入の7割を占めた。通勤・通学定期も堅調に推移した。
ダイヤ改正と新駅開業が利用促進に寄与
2025年3月のダイヤ改正では、敦賀―福井間の列車増便によりJR線との接続改善を図った。さらに2026年3月には開業後初となる新駅「しきぶ駅」(福井県越前市)を開設し、停車駅を増やした区間快速電車を夕方に運行するダイヤ改正も実施。4月実績では、同駅の1日あたりの利用者数は434人と、想定の285人を大きく上回り、区間快速電車の停車駅も利用者が増加傾向にあるという。
今後の展望:利便性向上と地域連携
同社の小川俊昭社長は「定期外の利用を伸ばせるよう利便性の高いダイヤにしたい。今後、県とも連携し、パークアンドライドなど鉄道を活用する仕組み作りにも取り組みたい」とコメントしている。



