夏休みの宿題として定番の「読書感想文」を巡り、AIの活用が議論を呼んでいる。中部大学現代教育学部現代教育学科准教授の樋口万太郎氏は、自身の教員経験を踏まえ、読書感想文の意義とAIとの付き合い方について考察を述べている。
AI利用は「ズルい」のか、それとも「道具」なのか
樋口氏は、課題を「こなすもの」と捉える人にとっては、親の代筆がAIという道具に置き換わっただけだと指摘。昔から代筆や丸写しは存在しており、AIの登場でそれが誰の目にも見える形になったに過ぎないと説明する。
一方で、「自分の言葉で書くからこそ意味がある」「AIに任せたら、考える機会そのものが失われる」といった反対意見にも理解を示し、教師の立場からもこの意見に賛同できると述べている。
反省すべき「読書感想文」の宿題の出し方
樋口氏は小学校教員を19年間経験してきたが、正直なところ「前年度も夏休みの宿題に読書感想文を出していたから今年度も」といった理由で出していたと告白。その意義について子どもにも保護者にもしっかりと話すことができなかった自分に気づいたという。
さらに、読書感想文の書き方についても指導する余裕がなく、夏休みの宿題という形で子どもたちに任せてしまっていたことにも気づき、この原稿を書きながら反省していると述べている。
AIとの対話で考えを深める3ステップ
そこで改めて、読書感想文の意義について生成AIと壁打ちをしてみたところ、次のような答えが返ってきたという。具体的な内容は次ページで紹介されている。



