59歳でパパに…9歳でイギリス留学した息子が21歳で「父のそばにいたい」と告白
59歳でパパに…9歳で留学した息子が「父のそばにいたい」

59歳で父親になった男性の長男は、9歳で親元を離れイギリスのオルタナティブスクール「サマーヒル」に留学。21歳となった現在、日本の大学で学びながら「父のそばにいたい」と心境を語った。

サマーヒルスクールでの自立心

秀樹さん(仮名)は、幼少期から自由な教育環境で育った。サマーヒルスクールでは、授業への出席が任意で、自分の興味に基づいて学ぶスタイルが特徴だ。秀樹さんは「自立心が育まれるかどうかという意味では、確かに効果はあったと思います。でも僕の場合、それはオルタナティブスクールだったからというよりは、寄宿舎に入った影響のほうが大きかったと思う」と振り返る。親元を離れて生活することで、自己管理能力や責任感が養われたという。

16歳からN高と併用

16歳の頃、秀樹さんは将来の日本帰国を見据え、父親の提案で角川ドワンゴ学園のN高等学校(N高)のネットコースに入学。サマーヒルと並行して通うことになった。「N高の試験期間がサマーヒルの開校時期と重なる時はかなり忙しくて大変でした」と当時を語る。サマーヒルに在籍できる年齢の上限は17歳くらいまでで、秀樹さん自身も「日本に戻ってから高校に編入して、慣れない環境で一から学ぶのは大変そうだ。それなら、今からオンラインで始めるほうがいいかもしれない」と父の提案を受け入れた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

日本語学習の意外な助っ人

高校レベルの日本語を理解するのに苦労はなかったかとの問いに、秀樹さんは「そこは意外と大丈夫でした。昔からネット小説が好きでよく読んでいたのと、YouTubeでゲーム実況の動画をよく観ていたのがよかったみたいです(笑)。ただ、基本的な日本語はほとんど読めるし理解できるのですが、漢字を書くことだけはいまだに苦手です」と答えた。日本のポップカルチャーが言語習得に役立ったようだ。

帰国を決めた理由

帰国するまでの経緯について、秀樹さんは当時の人間関係の変化を挙げる。サマーヒルでは年上の学友が多く、「年齢が上がるにつれて、仲のいい人たちがだんだん学校を辞めていきました。と同時に、N高のネットコースで出会った友人とオンライン上で交流するほうが多くなっていました」。さらに新型コロナウイルスの世界的なロックダウンが追い打ちをかけ、海外渡航が制限される中で帰国を決意した。

高齢となった父への気持ち

現在21歳の秀樹さんは、日本の大学に通いながら、高齢となった父親のそばで生活している。「父のそばにいたい」という思いは、イギリスでの長い留学経験を経て強まったという。父親は59歳で秀樹さんを授かり、現在は高齢ながらも息子の成長を温かく見守っている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ