週刊東洋経済の臨時増刊号『本当に強い大学2026』から、大手・有名企業への就職に強い大学をランキング形式で紹介する。最新の「有名400社実就職率ランキング」では、豊田工業大学が3年連続で首位を獲得し、実就職率57.6%を記録した。このランキングは、日経225採用銘柄企業や就職人気企業など日本を代表する400社への就職者割合を示すもので、大学名に「*」が付いているものは大学院修了生を含む数字である。
トップ3の顔ぶれ
1位の豊田工業大学は、トヨタ自動車が社会貢献活動の一環として設立した大学であり、トヨタ自動車や関連企業への就職者が多いことが特徴だ。2位には金融や外資コンサルティングに強い一橋大学がランクイン。3位の名古屋工業大学も豊田工業大学と同様に、トヨタグループへの就職者が実就職率を押し上げている。4位の東京科学大学は、旧東京医科歯科大学を除いた集計で、旧東京工業大学と同程度の実就職率を示している。
大規模大学の健闘
上位には卒業生が2000人以下の大学が多い中、5位に卒業生が7000人を超える慶應義塾大学が入った。大学院進学者を除いた6420人の卒業生のうち、半数近くが有名企業に就職している。慶應義塾大学の規模を上回る9位の早稲田大学は、大学院進学者を除く9604人の卒業生の4割近くが有名企業に就職。卒業生が5000人以上の大学では、12位大阪大学、17位同志社大学、18位明治大学などが上位に入った。22位京都大学や27位東京大学は、一般企業以外の進路選択をする学生が多いことから実就職率は意外に高くない。
工科系大学が上位を席巻
ランキング上位には工科系大学が多く、豊田工業大学、名古屋工業大学、東京科学大学に加え、6位東京理科大学、7位芝浦工業大学、8位九州工業大学がトップ10に入っている。これらの大学の強みは、製造業の採用枠が大きいことに加え、理系学生が身に付けている論理的な思考力だ。どんな業種でも情報関連の知識が不可欠なこともアドバンテージとなる。工科系以外では、国公立と私立の難関総合大学が上位に入っている。
前年比の伸び
前年と比較した実就職率の伸びでは、一橋大学は5.2ポイントアップ、名古屋工業大学は6.5ポイントアップで、それぞれ前年の3位と4位から順位を上げた。学生数が少ない大学では、わずかな就職者数の変化が実就職率に影響することがあり、13位の国際教養大学は9.4ポイントと大幅アップ。7位芝浦工業大学は5.1ポイント伸びて前年11位から順位を上げ、東京理科大学に続いた。
ランキング一覧
次ページでは、有名400社実就職率ランキングのトップ50を掲載する。各大学の実就職率や卒業者数などの詳細データを確認できる。



