婚活支援ボランティアに奨励金 鳥取県がマイレージ制度導入
婚活支援ボランティアに奨励金 鳥取県がマイレージ制度導入

鳥取県は、婚活を支援するボランティアの活動実績を「マイル」としてポイント化し、累積マイルに応じて奨励金を支給する「マイレージ制度」を今年度から始めた。婚姻数の減少が一因とされる人口減少に歯止めをかけたい考えだ。

成婚で100マイル、最大20万円の奨励金

マイルは、成婚で100、新規会員獲得や会員の面談で30、カップル成立で20など5種類に分けられている。奨励金は3段階で、年度の累計マイルが1000(ゴールド)で20万円、700(シルバー)で10万円、400(ブロンズ)で5万円が贈られる。

県は6月補正予算で関連費を含む483万円を計上した。子育て王国課の小松悠基課長補佐は「精力的なボランティアを後押しし、出会いの機会をより増やしたい」と話している。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

ボランティアの自己負担が課題に

県は2015年12月に婚活支援組織「とっとり出会いサポートセンター(えんトリー)」のサービスを開始。結婚を希望する県内の男女を引き合わせており、今年7月末時点の会員数は949人、成婚数は370組を超える。行政主導の取り組みとしては異例の実績だ。

キューピッド役は2種類ある。相手探しからサポートする「縁結びナビゲーター(縁ナビ)」は85人、会員が自ら気に入った相手を見つけた後、見合いの支援に入る「出会いサポーター」は142人。しかし、ボランティアのため、支給されるのは見合いに同席した際の交通費2000円だけ。事前面談や交際後の相談に熱心な人ほど飲食代や交通費の自己負担が増えることが課題だった。

「意欲向上と成婚数アップにつながるのでは」

縁ナビを務める湯梨浜町の会社員会見雄介さん(43)はこれまでに50組以上を担当し、5組を成婚に導いた。会見さん自身もえんトリーで出会った妻と2017年に結婚。「自分も一助になれたら」という恩返しの気持ちで半年後にボランティアに登録した。「婚活で失敗してきた経験を基に、効果的なアドバイスができる」と話し、やりがいを感じているという。

仕事が休みの土日に時間を割き、会員との面談では喫茶店の代金を負担してきた。「理解してやっているので不満はない」と言うが、マイレージ制度について「意欲向上と一定数の成婚数アップにつながるのでは」と評価する。

一方、「ポイント目当てに無理な活動をしては、本末転倒になる」と気がかりな点を指摘。地域によって会員数に偏りがあり、マイル獲得の格差が生じることも懸念し、「会員の奪い合いにならないような支援方法を一緒に考えたい」と話していた。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ