国交省、2025年度の都市鉄道混雑率調査を公表 埼京線167%・総武線快速160%など東京圏で高水準に
都市鉄道混雑率2025年度、埼京線167%で全国ワースト3位 国交省公表
国土交通省が7月28日に公表した都市鉄道の混雑率調査(2025年度実績)によると、東京圏のJR東日本在来線では、埼京線と総武線快速が混雑率160%以上となった。東海道線、中央線快速、京浜東北線、総武線各駅停車、南武線、武蔵野線は150%以上だった。埼京線の最混雑区間は「板橋→池袋」間で、2025年度は最混雑時間帯(7時51分から8時51分)の輸送力2万8,040人(10両×19本)に対し、輸送人員が4万6,870人となり、混雑率は167%だった。前年度と比べ輸送力は変わっていないが、輸送人員が1,000人以上増加しており、混雑率も上昇した。この167%は、日暮里・舎人ライナーの176%、西鉄貝塚線の169%に次ぐ全国ワースト3位にあたる。総武線快速は「新小岩→錦糸町」間が最混雑区間で、最混雑時間帯(7時31分から8時31分)の輸送力3万3,624人(13両×18本)に対し、輸送人員5万3,790人、混雑率160%となった。前年度から輸送力は変わらず、輸送人員が2,000人以上増加した。総武線は各駅停車の混雑率も上昇しており、「錦糸町→両国」間は、最混雑時間帯(7時34分から8時34分)に輸送力3万7,000人(10両×25本)に対し、輸送人員5万6,050人で、混雑率151%(前年度は145%)だった。輸送人員は前年度より2,500人増えている。

東海道線、京浜東北線、中央線快速の動向

東海道線の最混雑区間「川崎→品川」間は、7時39分から8時39分の輸送力3万1,348人(13両×17本)に対し、輸送人員4万9,850人で、混雑率159%(前年度は154%)。輸送人員は前年度より1,000人以上増えた。京浜東北線は「大井町→品川」間が最混雑区間で、7時35分から8時35分の輸送力3万8,480人(10両×26本)に対し、輸送人員6万1,300人、混雑率159%(前年度は153%)。輸送人員は2,000人以上増加し、「川口→赤羽」間も158%(前年度は156%)だった。中央線快速は2024年度の161%から、2025年度は「中野→新宿」間で158%に改善した。最混雑時間帯(7時35分から8時35分)の輸送力4万1,440人(10両×28本)に対し、輸送人員は6万5,330人。2025年3月からグリーンカーサービスが始まった影響で普通車の混雑は前年度より改善したが、依然として高い水準にある。

その他の路線も上昇

南武線の「武蔵中原→武蔵小杉」間と武蔵野線の「東浦和→南浦和」間は、ともに混雑率156%(前年度はいずれも153%)。常磐線快速の「三河島→日暮里」間は142%(前年度は138%)、横浜線の「小机→新横浜」間は140%(前年度は137%)だった。一部区間を除き、混雑率は前年度より上昇傾向となっている。