西九州新幹線未整備区間、環境アセス開始へ 佐賀県と国交省が合意
西九州新幹線未整備区間、環境アセス開始へ 佐賀県合意

西九州新幹線で未整備となっている武雄温泉駅(佐賀県武雄市)から九州新幹線までの区間(約50キロ)について、国土交通省と佐賀県は17日、整備に必要な環境アセスメント(環境影響評価)を実施することで合意した。これまで佐賀県は莫大な財政負担を理由に整備に慎重な姿勢を取り、アセスメントの実施にも態度を明確にしていなかったが、今回の合意により、足踏み状態にあった整備に向けた議論が動き出すことになる。

知事と国交省トップが会見で表明

佐賀県の山口祥義知事と国土交通省の事務方トップである水嶋智事務次官が県庁で記者会見を開き、合意したことを表明した。山口知事は「(整備の)道筋が見えてきたのではないか」と述べ、前向きな姿勢を示した。

アセスは来年度から実施、ルート決定へ

環境アセスメントは来年度から開始される予定で、幅広い範囲で実施される。技術的な検討などを経て、運行ルートが決定される見通しだ。整備費用については、佐賀県と西九州新幹線がすでに運行している長崎県と共同で負担することが適当とされ、今後両県で協議が行われる。

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西九州新幹線の現状と経緯

西九州新幹線は2022年9月に武雄温泉―長崎間(約66キロ)が開業した。現在、博多方面から長崎へ向かうには、在来線で武雄温泉まで行き、新幹線に乗り換える必要がある。未整備区間の早期整備を求める水嶋事務次官が昨年秋に山口知事に会談を持ちかけ、両者で協議を続けてきた。今回の合意は、その成果として位置づけられる。

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